クリスマス・イブ。

幼い頃
それはサンタさんからの
プレゼントを楽しみに待つ日だった。

中学生くらいからかな?
それは大切な人と過ごし大事な日に
変容してしまった。

下達郎さんの曲と

JR東海のCM。

その日が恋人たちにとって
特別な日であることを実感させる。

初めての彼女と
初めてのクリスマスイブを過ごしたのは
大学生の時。

なぜかプレゼント交換した記憶がない。

そんな習慣を
あまり意識していなかった気がする。

二人きりで過ごしたい。
僕にとって、その目的は一つ。

一人暮らしをしている
彼女の部屋でやることをやる。


その後
二人でクリスマスケーキを作ったのだ。

やるべきことを終えた
僕の心には余裕があった。

そのケーキ作りを
心の底から楽しめた。

スポンジケーキが膨らまない。

そんなことで二人で笑えたのだ。

もう一度作り直す。
今度はちゃんと膨らんだ!

そんなことで二人で喜び合えたのだ。

付き合い始めは全てがハッピーに感じる。

その日はあせる・・・

それなのに2年目。

やることをやって、それからのケーキ作り。

慌ただしくなることは
去年分かっていたはずなのに。

お互いイラついていた。

メレンゲを作る時
それが彼女の飛んでいき
ビチャっと顔についてしまった。

そんなことで
もの凄い勢いで睨まれた!

それから間もなく別れた。

でもヨリを戻そう
僕は必死になってしまったのだ。

大人のリスマス?

クリスマス・イブ。
二人で会う約束を取り付けた。

青山の半個室のレストランを予約。

彼女のために初めて
ジュエリーショップに行く!

スーツ姿で行く。
恰好つけて行きたかった。

会社帰りを演出したのだ。
フリーターだったのに・・・

買ったのはネックレス。

初めてのプレゼントの時より
僕はかなり成長していた(笑)。

彼女からの
プレゼントがマフラーだった!


今までそれを巻くのを避けていた。

友人曰く
「巻くと服一枚分くらい違うよ」

(ウソつけ!大げさな…)

それを巻くのが何か
オシャレぶっている気がしていたのだ。


巻き方を教えてもらう。

特に温かいとは思わなかった。

でも
彼女からの贈り物で
僕のつまらない拘りは
あっけなく崩れさった。

何で今まで巻かなかったのかな??
不思議な気持ちになったのだ。

その彼女とは
復縁したが、すぐに別れた・・・

クリスマスがづくと

イルミネーションが色づく。

でも心に響かない・・・

だって僕は
 

仏教徒だから!!!

なぜ
クリスチャンでもないのに
クリスマスを祝うのかな???

不思議だな~~~

そうひねくれるのは
僕に彼女がいないからです!(笑)

25日の歓

夜が明けた・・・

大人になった
僕の枕元にプレゼントはない。

でも
安堵するクリぼっちの朝。

イブは過ぎ去った!
街のテンションが元通りになるぞ!!

それが若き日の心の叫び。

今となっては何も感じない(笑)。

見えないものをじる

子ども頃の
クリスマス・イブの日を思い出す。

ワクワクしながら寝た。

起きると
枕元にプレゼントが置いてある。

不思議でしようがなかった。

ん???

不思議???

不思議ではなかった気がする。

サンタさんからのプレゼントだ!

そう素直に喜んでいた。

僕の心の中には
確かにサンタさんがいた。

見えないものを信じる心って
尊いものだと思う。

だから僕はジムに行く。

まだ見ぬ
運命の人のため体を鍛えるのだ!!

作:帰ってきた兼好法師 
Twitter:@Kenkohoshi_R

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