
- 1. 転職して数年後、僕は後悔した
- 2. 結婚を意識してアルバイト講師から正社員に
- 3. 営業電話がイヤだった
- 3.1. 電話より授業ほうが大事なのでは…
- 3.2. 地獄!電話かけローラー作戦の巻
- 3.3. 会社曰く「新しいイベントを企画しました。電話するチャンスです!」われ思う「余計なことを!!!」
- 4. 転職した先はブラック企業?定時の30分前にみんな集合!
- 5. 授業だけすればいい。でも、そのレベルが半端ではなかった・・・
- 6. 転職すれば、また「ゼロからのスタート」そんな当たり前のことに気づけなかった僕
- 6.1. 教え方、テキストが変わる…それは適応するのは大変だった
- 6.2. 人間関係だって一から…そして『生え抜き社員』との壁が
- 7. 隣の芝は青く見えるものなのです!
- 8. 関連記事
転職して数年後、僕は後悔した
理想の会社に
転職したはずなのに・・・
しばらくして
転職しなければ良かった・・・
そう思ってしまった
僕の後悔を紹介します。
まずは
アルバイトから正社員になった
その経緯をお話します。
結婚を意識してアルバイト講師から正社員に
僕は塾講師でした。
アルバイト講師として就職。
でも
それは夢を追うための
仮の姿のはずでした。
いつの日か夢を
忘れてしまったのです。
彼女との結婚を少しは
意識していたのかもしれません。
正社員になる決意をしました。
でも
営業電話というものが
この会社への不信感を高める
一つの要因になったのです。
営業電話がイヤだった
電話より授業ほうが大事なのでは…
正社員になれば
営業電話をしなければならない
それは分かっていました。
バイトをしていた頃
正社員がそれをしている
シーンを何度も見てきたので。
僕はそれを冷ややかな目で
眺めていたのです。
電話している暇が
あるのなら補習でもしろよ!
今いる生徒を大事にしろよ!
そんなふうに思っていたのです。
でも
生徒が増えなければ
収益は上がらない!!
その現実を今では理解できます。
地獄!電話かけローラー作戦の巻
僕がいた会社では
集客目標がありました。
それを達成するかどうか
ボーナスの金額が変わるのです。
なので
その〆切の時期が近づくと
ローラー電話掛けが始まるのです。
一度問い合わせをしたある
ほぼ全てご家庭に勧誘の電話を
かけるという作戦!
たいてい迷惑がられます。
かける僕も迷惑だろうなと
思ってかけています。
精神的にも
負担が大きかったですね。
会社曰く「新しいイベントを企画しました。電話するチャンスです!」われ思う「余計なことを!!!」
会社の重役が
全支社に向けてのTV会議で
嬉しいそうに話すのです。
「新しく○○という
無料イベントを企画しました。
これで電話する理由ができましたね」
(はあ~~)
(全然、嬉しくないよ・・・
余計なことするなよ!!!)
僕は営業トークが上手くありません。
なので
成績は良くありませんでした。
でも全く成果がなくても
掛けた件数が多いと
不思議なことに仕事を
した気分になってしまうのです。
もちろん
こんな想いもありました。
不毛な電話掛けをしている時間を
生徒の補習に充てれば
良い口コミが広がり
生徒が自然に増えるのではないか
生徒とっても講師にとっても
WIN-WINの結果になるはずだ。
でも、これは
言い訳に過ぎなかったことを
転職して痛感したのです。
転職した先はブラック企業?定時の30分前にみんな集合!
理想の会社に転職したはず…
でした。
だって
営業電話ナシが売りの塾でした。
そうは言っても少しはあるはずだ!
覚悟していました。
本当になかったのです。
業務中に授業準備をしても
文句を言われない・・・
むしろ
それが当たり前の光景。
なんて素晴らしい世界なんだ。
これが塾のあるべき姿だと
激しく感動しました。
でも
時間が経つにつれ
あれ???と
思うことが多くなったのです。
みんな定時の30分以上前に
出社している。
定時になっても帰れない・・・
上司が終業ミーティングを
なかなか始めてくれないので。
なぜか
定時退勤しているように
出勤簿を書かせられる・・・
休憩時間を
まともにとる人がいない・・・
出勤前にコンビニ等で買った
ものを予習しながら食べている。
僕には理解できない光景でした。
そして
授業だけすればいい。でも、そのレベルが半端ではなかった・・・
確かに
授業がメインの業務でした。
それが楽だと思ってしまった
僕の認識は甘かったのです。
求められるレベルが
想像をはるかに超えていたのです。
授業準備というものは
手を抜こうと思えば
いくらでも手抜きができます。
事実
前の会社ではほぼノー準備で
授業に臨んだことがありました。
もちろん
一度解いたことがある
問題だから手抜きができるのです。
でも
本来ならば
もう一度解くべきなのです。
前回の授業が
完璧であるわけがありません。
何かしらの課題が
絶対にあるはずなのです。
それを
生かさなくてはなりません。
それを忙しさを
口実にサボっていました。
転職すれば、また「ゼロからのスタート」そんな当たり前のことに気づけなかった僕
教え方、テキストが変わる…それは適応するのは大変だった
会社が変われば
テキストなどが変わります。
教え方のスタンスも変わります。
またゼロから
スタートすることになるのです。
そんな当たり前のことを
転職してから気づいたのです。
そして
新しい教材を一から
予習しなればならない。
しかし会社の要求するのは
高い水準。
40超えた僕ができるわけがない…
そんな言い訳を
頭の中でするようになったのです。
なので
前の会社が営業活動ではなく
授業内容の充実へと方針転換した
としても
結局
僕は様々な言い訳を考えて
何もしなかったのかもしれません。
転職した先の
社員は本当に授業するのが好きで
僕から見れば
ブラックな環境でも
教えることを究めるための
環境としては最高の場所だと
言えました。
だから
授業することが大好きな人
から不満が噴出することが
なかったのかもしれません。
人間関係だって一から…そして『生え抜き社員』との壁が
転職すれば
色んなものがリセットされます。
また一から人間関係を
築かなればならないということも
僕にとっては
キツイことでした。
どの人が偉い人が分からない。
電話をとっても
なかなか人の名前が覚えられない。
研修などでも
気軽に話せる人がいない…
生え抜きの社員との壁を感じる。
ポツンとした感情が生まれるのです。
隣の芝は青く見えるものなのです!
退職する前に言われた
ある上司の言葉が
いつまでも
引っかかっていたのです。
それは

その言葉は正しかった!
転職して
数年経ってそう思えました。
離れてみると
元の会社の良さが
見えてくるのです。
転職した
会社の悪い部分ばかりが
見えてくるのです。
もし時間を戻せるのなら
僕は転職を決断したのだろうか?
考えても仕方のないことを
ふと思ってしまう
日々を送っていました。
やがて
僕は休職してしまいました。
でも
それがきっかけで
やりたいが見つかり
生活にハリが生まれたのです。
本当に
人生って不思議なものですね。
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
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