
作文・自由記述で
何を書いていいか分からない。
その原因の一つとして
文を書く習慣がないことが
考えられます。
まずは
その習慣をつけることから
始めてみてはいかがでしょうか?
そのために

空を見上げてみましょう!
見知らぬ人との
会話は天気が無難である。
そんな話をよく聞きます。
文を書く時も
一緒なのではないでしょうか。
天気が一番書きやすいと思うのです。
なので
文を書く習慣をつけるために
天気日記をつけてみよう
できれば
毎日挑戦してほしいです。
まずは
子どもにこう言ってみましょう。

今日の空を見て感じたことを何でもいいから、1行でもいいから書いてごらん。
それでも
全く書けない子がいると思います。
そんな場合は
子どもにこう尋ねてみましょう?

今日の天気は?


晴れ
今日は晴れました。
完成です。
まずは
こんな感じでいいのです。
好きなように書かせて下さい。
そして
書いたことを褒めてあげましょう。
なぜ作文が嫌いなのか?
「たくさん書かなくてはいけない」と思っているから
1行くらいだったら
続けられるかもしません。
そして
この言葉を忘れずに言ってみて下さい。

書いたのを読んでみて!
チェックポイント
「てにをは」の使い方
音読することで
自分が作った文に違和感がないか
確認することができます。
直すのは
そのくらいでいいと思います。
何日も続けて
書いているうちに
少しずつ変化が現れてくるでしょう。
もし
その傾向がなければ
次のようなヒントを与えてみては
いかがでしょうか?
次のステップは?

今日も晴れているね。でも、よ~く見てごらん。雲はある?

ある
今日は晴れています。でも、雲もあります。

あの雲、何に似ているかな?


ハートマーク!
今日はたくさんの雲がありました。
ハートマークの雲もありました。

こんなふうに直してみようか?
今日は空に
ハートマークのような雲がありました。
ここで「ような」を使うと
たとえ表現になることは教えるのも
いいかもしれませんね。
あるいは
大きなハートマークの雲がありました。
修飾語という概念に
触れる機会を作ることもいいですね。

今日のお空の色、何の色と似ているかな?


なんかネズミみたい!

すごい!すごい!「みたい」を使っても「たとえ表現」になるのよ!

この色と似ていない?これ「鉛」っていうのよ。だから、あのようなお空のことを「鉛色の空」っていうのよ!

もっと長くするには・・・


昨日の天気と比べて書いてみようか?
昨日はきれいに晴れていました。
でも今日は雨が降っています。
『AとBの違いを説明しなさい』
という問に対する答えの型
Aは~だが、Bは~である。

雨が降っているけど気分はどうかな?

つまらない!

なんでかな?

お外で遊べないから!
昨日はきれいに晴れていました。
でも今日は雨が降っています。
外で遊べないからつまらないです。
『心情を説明しなさい』
という問に対する答えの型
心情の原因→心情語(嬉しい・悲しい等)
こんな感じで
記述対策もできるかもしれません。
自由作文で大切なもの
他人と差をつけるためには?
自分の体験を書く

自由作文では
独自性を出すことが大切です。
体験は
その人にしかないものです。
そして
その作文に説得力が増す効果もあります。
鉄板の体験ネタがあるのなら
どんな作文の題がきても
それに結び付けるトレーニングを
するのもいいかもしれませんね。
日常の風景が・・・
天気日記をつけると
空は1秒として同じ顔を見せない
ことに気づくと思います。
そして
見慣れている風景も

どこかに変化があるはず!
ツバメが飛んでいる。
タンポポが綿毛になっている。
風が吹いている。
その強さによって景色は違う。
匂いも・・・
そんな違いが発見できれば
同じように見える毎日の風景にも
いろどりが加わるかもしれませんね。
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
関連記事
厳選!中学受験記事
【Twitter】中学受験垢で見た母親たちの『悲痛な叫び』
【中学受験のお母さんたちのリアルな声】約20年間の中学受験の世界で生きてきた僕が知らなかった世界。お母さんたちの苦しみをTwitterで知ったのです。
【絶句】「先生、落ちました…」初めて『不合格の報告』を受けた衝撃!
【合格発表!その時、塾内の様子は?】僕は長年、中学受験を指導しましたが、初めて不合格の電話を受けた時の衝撃は今でも忘れることができません。でも、それが塾講師を成長させるのだと思います。
中学受験全滅・・・でも起こった奇跡!その『感動の物語』
【塾講師生活で一番驚いたエピソード!】一度は「受験をやめようか・・・」と思う瞬間もあるはず!でも、親子で苦難を乗り越えて先に『素晴らしい景色』が見えることがあるのです。ある生徒とのエビソードを通して子どもが成長した姿をみなさんにお届けします。
【国語】『文章に線を引くコツ』元大手塾講師が徹底解説!
文章に線を引きながら読みましょう。そう言われてもどこに引いていいか分かりませんよね。 長年、大手進学塾で中学受験を指導してきた経験を紹介します。また読書と国語の成績の相関についても解説!
【教訓】「『勉強したくない=合格したくない』ではない」と教えてくれた「一枚の写真」
【中学受験塾の講師だった僕の経験】全く勉強しない彼らに腹が立つ。でも『全く勉強しない=合格したくない』ではないんだね…そんなことが分かった僕の思い出。
【そして退塾へ】塾講師だった僕が保護者を『マジギレ』させた話
会社の電話恐怖症でした…でも電話に出なかったら「出ろ!」と怒られ、電話に出たら「変なことを言うな!」と怒られる理不尽。そして、ようやく慣れた頃にやってしまった大失態とは?
【禁断の愛】塾講師と生徒、塾講師と保護者。そのリアル!!
【イケない恋ゆえに燃え上がる】その禁断の恋に溺れてしまう。先生と生徒の恋。ある塾講師は仕事を失った・・・僕が見たもの、聞いたものを書きました。