そんなことを言ったら、どう思いますか?
なんか違和感ありますよね?
どうしてでしょう???
例えば
高級レストラン
だったら分かりますよね。

では
「敷居が高い」ってどういう意味かご存知でしょうか?
【敷居が高い】
(明鏡国語辞典)
不義理また面目ないことをしているので、その家に行きにくい。
例えば
恋人と駆け落ちした場合
実家の敷居は高くなります。
つまり
一度も行ったことのない
お店の敷居が高くなることは
限りなくゼロに近いのです。
では
「穿った(うがった)見方」はどうですか?
これも確認してみましょう。
【穿つ】
①穴をあける。掘る。
②物事の真相や人情の機微をしっかりととらえる。
(明鏡国語辞典)
①は
「雨だれ石を穿つ」が有名ですね。
②をみると「穿つ」が
プラスの意味であることが分かりますね。
意外でしたか???
言葉って
誤用の方が世間に
広まっていることがあるんですよ。
辞書は語彙を増やす最強のツール。
でもね
欠点もあると思うのです。
それは
辞書は
言葉の今に追いつけない!
なぜなら
言葉も無常であるです。
本当に言葉遣いって難しい。
こんなケースを考えてみました。
会社の先輩が
ある事件に関して深く掘り下げた
ものの見方をしたとします。
それに対して後輩が

さずが先輩!
穿った見方しますね!!
すると先輩は

はあ、バカにしてんの?
と反応した。
「穿った」という言葉を
先輩は
多数派が使っている意味で
後輩は
辞書に載っている意味で
使っていたのです。
言葉は
伝わなかったら意味がない!
このケースでは
穿ったという言葉を
使わないのが無難ですよね。
最後に
これはどうですか?
「議論が煮詰まってきた」
みなさんは
どんな状況を想像しますか?
気になる方は
辞書等で確認してみて下さい。
言葉は時代や人により
意味が変わってしまう
ただ一つ言えることは
言葉も今を生きている
ということですかね。
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
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