夜空を見上げると
無数の星が瞬いている

・・・はず。
都会の夜は明るいから
あまり☆が見えないんだよね~~
きっと宇宙人はいる!
無限に広がる宇宙。
どこかに宇宙人がいると僕は信じる。
彼らからの信号を受け取ろうとする
科学者たち。
ロマンを感じる。
でも、僕には無理だ。
だって女性からの信号さえ
まともにキャッチできないんだよ~~
あなたのその仕草は
何を意味してんですか?
なんで
僕の顔を見て
微笑んでくれるの?
なんで
僕と話す時
髪を耳に置くの?
なんで
メールにハートマークをつけたの?
イケると思っちゃうよ・・・
ガラス扉の銀色の枠って
鏡みたいになるよね。
そこに映った君と目が合う!!
もう好き確定じゃん!!!
えっ!

えっ
ハートマークはただの記号?
もう
ワケ ワカメ
っていう余裕すらないよ。
意気消沈・・・
僕は、この過ちの

リピーター
なりたくないよ。そんなものに・・・
それでも
キセキが起こることがある。
それが恋愛の醍醐味?
新しい恋が始まり
まず楽しみにしていること。
それが

恋愛答え合わせ
僕は
同じ職場のバイトの
女の子と付き合うことになった。
高嶺の花と思っていた。
彼女が後ろを通り過ぎるたび
良い香りも通り過ぎていく。
(これが美人のにおいか・・・)
興奮で頭がクラクラする。
変態である。
コピー機の使い方

コピー機のトナー交換の仕方を
何度も彼女が聞いてきた。
「また~~~?」
僕はめんどくさい素振りを見せる。
ほんとは
めちゃくちゃドキドキしている。
内心は
(キタ~~~~)
彼女が質問に来るのを
心待ちにしていた。
単純に照れているだけなのである。
夢の世界に浸って・・・
そして

僕と話したいから
わざと分からない
フリをしているのだと思っていた。
彼女の
好意を受け取りたい!
好きな人ができるたび
好意の信号を
なんとか受信しようと
全身を

にする。(笑)
たとえ
それが微弱な信号でもいいんだ。
受信できると、1日がハッピーになる。
恋愛答え合わせをしたい!
キセキが起こると
その信号が本物だったのか。
それとも
僕の心を攪乱する
妨害電波だったのか。
確かめることができる。
それが
恋愛答え合わせ・・・
僕の勝手なネーミングです。
付き合う前の僕の印象は?
付き合い始めて
交際前の印象を聞いてみた。
「かっこいい人がいるなあ」
(へえ~ 僕のことを
そう思ってくれる人がいるんだ)
「でも、コピー機の使い方
聞いても冷たくてさあ」
「あなたのせいでバイトやめよう
と思ったんだよ」
え~~~~
そうだったのか。
これが恋愛答え合わせ。
これをするのが好きだった。
これを繰り返すうち
少しずつ
女性との交信もうまくなったのかな?
いや、なってないな。
連戦連敗・・・トホホ
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
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