僕に初めて
彼女ができたのは大学生の頃。

当時は
ケータイ電話が
殆ど普及していない時代。

スマホなんてもちろんないよ


だから電話が一人1台。

どこからでも
発信できる時代がくるなんて


想像だにできなかった・・・ 


自宅に電話する恐怖

女性に
アプローチするのも
今とは違う困難が伴った。


イメージできますか? 

若者のみなさん!

異性の家に電話する緊張を・・・
特に僕みたいな奥手なタイプだと。


ちゃんとした目的があったとしても

なんか
やましい気分になるんだ。

受話器を取り
相手の電話番号をダイアルする。

発信音が聞こえると

僕は緊張し始める・・・
 

「もしもし」 


あれ?
なんだか野太い声だぞ!

お父さんだ~~


まさかのラスボス登場!!

大パニック!!!


だから
一人暮らしの女性だと
ハードルが低い・・・


だって
必ずその女性が
電話に出てくれるのだから。


それでも緊張した・・・

きな人に
電話をかけるトキメキ

大学生の頃

僕はあるサークルに入っていた。

その団体には女性もいる。

当然、好きな人ができてしまう。

どうでもいい要件で電話をする。

もっと長く話したいんだけど

嫌われたくないから
なんとか短くしようと思ってしまう。



2回目、自然と30分話していた。
彼女も迷惑そうではなかった。


サークル活動にかこつけて
何度か電話した。



「あっ 〇〇さんだ!」

という彼女の声が聞きたくて。


僕には
弾んでいるように聞こえたんだ。

でも
告白するという
考えは全く出てこなかった。


だって
彼女の気持ちが
全然分からないんだもん!!

 

まあ、嫌ってはいないかな?
         ・・・くらい。 

予想キセキ

ある日のこと。

彼女が

「髪の長さはどのくらいがいい?」

「髪の色は??」

僕の好みを聞いてきた。

  

そして
予期せぬ言葉
電話口から聞こえてきた。

その言葉が
僕のハートに突き刺さる!

その言葉が頭の中を反芻する。
  

あ・な・た

僕は彼女より2歳上だ。

なのに
     ・・・あなた


自分が彼女にとって
特別な存在であることを認識する。


頭にがのぼっていくのが分かった。


彼女の、この一言がなければ

僕は一生、女性と
付き合えなかったのかもしれない。
 

興奮ゆえの沈

次のサークル活動日
彼女と一緒に会場に行った。


これが初めてのデート

妄想の中では彼女と
何度もデートしてきた
(笑)。

   

でも実際は・・・


何を話していいか分からない。

言葉が出てこない・・・


高架下の
道路を二人でほぼ無言で歩く。


彼女が雑草を引き抜く。
それで僕をくすぐる。


会話がなくても十分すぎる程

幸せだった。 

ビックベント!

彼女の誕生日が近づく。

僕にとっては
異性への初めてのプレゼント。


それを選べる幸せをかみしめていた。

バイトをしていなかったので
お金がない。

だから
恥ずかしいけどお小遣いの範囲で選ぶ。

色んなお店を巡った。


喜んでくれる 
彼女の姿を想像しながら・・・


で、結局買ったのは・・・



数千円の

ワンちゃんの置き物


今になって考えると
何でこれにしたのだろうかと思う。


彼女の部屋に
犬のぬいぐるみが多かったからかな・・・


でも
すごい熱量がそこにあったと思う。 

体験には勝てない?

この彼女と別れた後

何人かの女性にプレゼントをしたけど
この熱量を超えることはなかった。 
 


ネックレス、財布など

センスも値段も
それなりに上がったかもしれないけど。


初体験というのは
心がダンシングする!!


この年齢になっても、
未知との遭遇はあるはず・・・

もしかしたら
かつてない程の熱量で
プレゼントを選べる恋人に出逢える!


  ・・・かもしれないしね。(笑)


人生はワクワクだらけ!

そう考えて生きていきたい。

作:帰ってきた兼好法師 
Twitter:@Kenkohoshi_R

併せて読んでもらえると嬉しいです!

そんな経験ありませんか?

意中の女性と目が合う!単なる偶然に過ぎないのに、それだけで1日が幸せになる。そんな彼女の仕草の全てをポジティブに捉えた青春の記憶。

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