努力しても
必ずしも報われることはない。

小学生の頃は
そう考えていなかったと思う。

足の速い生徒がモテる。

でも
これが努力で何とかなるとは
小学生の僕でも思えなかった。


母は運動神経が良かった。
陸上大会で県大会に出場している。

年相応に物忘れはするが
その時の記録はしっかり覚えている。


父はからきしだめだった。

お遊戯会では
お地蔵さん役を立派に務めたみたいだ。

その部分の遺伝子を
しっかりと受け継いだのかもしれない。

僕はお遊戯会で
扉役を立派に務めあげました・・・

短距離はフツウ。

父が長距離は速かったという。

彼からのアドバイスが・・・

箱根駅伝の創設者
金栗四三がしていた呼吸法だ。

僕は1.5kmの
マラソン大会に向けて練習を開始。

夜、家を周りを走っていた。

その呼吸法で・・・

大会

スタートの号砲!

僕は先頭集団に
食らいついていけた。

レース終盤

いつも使っている歩道橋が見えた。

その下に
見慣れた自転車が止まっていた。

白髪頭もあった・・・

  

ゆっくり

ゆっくりと

父の姿が近づき、遠ざかっていった・・・

(こんな場所で・・・)
 

ラストスパートをかけた。

僕は10位争いをしていたのだ。

残念ながら最後で抜かれ11位だった。

僕にとっては最高位。


ゴール地点で
僕の片想いの女の子がいた。

「すご~~~~い!」

愛のこもってない感心。

ガリ勉の意外な姿を見て。

まあ
塾のおかげの成績の良さだったけどね。

が!!!

実家に帰る。

母が父に言う

「あんた!
 マラソンは得意だったでしょ?」

「そうでもないよ。
 普通よりかは・・・だよ」

何だウソだったのかよ!!!

でも
努力すれば報われるかも・・・

少しだけそう期待できるのは

この経験があったからかもしれない。

第一一八段

作:帰ってきた兼好法師 
Twitter:@Kenkohoshi_R

併せて読んでもらえると嬉しいです!

せっかく代表になったのに・・・

なぜか学校代表になってしまった。その経緯と情けない顛末を綴りました。「これでモテるかも・・・」代表になって有頂天になっていた自分が恥ずかしい。

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