元塾講師の良心

それがユーザー名だった。

イートすれども反応なし

ツイート0では
ブログの宣伝効果がないことに気づいた。

ついにツイートすることにした。

帰ってきた兼好法師
アカウントでツイートしてみた。

誰も『いいね』してくれない・・・

全く反応がないと悲しくなる。

では
中学受験用のアカウントでツイートしよう!

このアカウントは
ツイート0でもプロフィールから
ブログ流入があった。

これだったら
僕のツイートでも需要があるかもしれない。
そう期待した。

中学受験は親子の共作業

ツイートするのボタンを
押した瞬間に『いいね』がついた。
  

えっ!!

ビックリした。
あまりの反応の速さに!!!!

(これはいけるかも・・・)

自分の今までの経験
勉強に役立つ知識を発信した。

中学受験で困っている
保護者のツイートに返信してみた。

めちゃくちゃ感謝された。

(気持ちいい~~~)

それでも『いいね』の数が
10を超えることは稀だった・・・

フォロワーも300人程度。

それで満足できなくなってしまった。

保護者のツイートに立

僕が攻撃された訳ではない。

中学受験のこと全て知っています!

勉強のやり方、これが正解です!


そんな分かったような
ツイートを目にするとイライラした。

(あんたに
 一体どのくらいの経験があるんだよ?)

(わが子だけだろ!!!
 なんで自信満々なんだよ!!!)

(こっちは何千人も教えているんだよ)

者にライバル心が!

僕と同じような立場の人もいる。

当然、考え方が違う。

(はあ、何言っての?この人は??)

断定口調に拒否反応が出てしまう。

そんなツイートに
100の「いいね」がつくのも見ると
血圧が急上昇するのだ。

僕は天狗になっていた。

断定口調にムカつきながらも

自分の考えが
一番正しいと思っていたのだ。

目がめた!

ある保護者のツイートに
ハッとされられた。

「私の子どもの顔も知らないのに
   エラそうなこと言わないで!」

その通りだと思った。
心の底から・・・

僕に向けられたものではなかったが。

今まで
保護者からのDMで
受験相談に乗ったことが結構ある。

でも僕はその子の顔は知らないし
詳細な成績も知らないし
塾での様子も当然・・・

なんて
僕は無責任なことをしてしまったのか!
そう思ったのだ。

もちろん
出来得る限り誠実な回答したつもりだ。

・・・でも

事態宣言!学校

Zoomで授業。

僕はそんなことやったことがない。

夏期講習会の日程・時間の変更。
夏期合宿の中止。

今までの
自分の経験が役に立つのだろうか?

急に自信がなくなってしまった。

そして
僕の自信とは一体何だったのか?
冷静に考えてみたのだ。

御三家中に格させた!

17年の経験。
御三家に合格させた経験。
そのくらいしかなかった・・・

なのに
今まで偉そうにツイートしてきた。

でも
僕はカリスマ講師の仮面を
被っていたにすぎない・・・

僕は本当にスゴイ講師だったのか?

ある時期から
塾講師としての成長が止まっていると
痛感していた。

にもかかわらず努力を怠っていた。

それに
塾講師という仕事にも誇りが持てなかった。

それなのにTwitter上では
なんで天狗になってしまっていたのか?

それに「合格させた???」

何か自分一人で合格させたみたいな
傲慢な言い方だ。

他の教科の先生も指導もあったし
なにより生徒の努力の賜物はずなのに。

合格させた!

僕はそう考えることで
自分が優秀な先生であると
思い込もうとしていたのかもしれない。

しかも
僕が御三家の合格に関わったのは
20人にも満たないのに・・・

僕はらなかった・・・

たくさんの保護者と接してきた。

クレームを頂戴したことも
数知れず・・・

それで知ったつもりになっていた。
受験生の保護者という立場を。

Twitterで
受験生保護者のリアルな声を
聴いた気がした。

特にお母さんたちの。

塾で僕に見せていたのは
表の顔だったんだ。そう痛感する。

「絶対に勉強するから
     中学受験させて!」


わが子が言う。

「お母さんは何もしなくていいです。
      すべてお任せください」


入塾する際に塾講師が言う。


で、現実は・・・

子どもは勉強しない!
塾はそれほど面倒見てくれない!

では父親は・・・

僕がご家庭に電話する。父親が出る。

「あ~~~ちょっと待って下さい。
   今、家内に代わりますんで!」


結局、母親の負担だけが増える。

自分の時間が欲しい!!!
お母さんたちの切実な願い。

そんな
当たり前の事にさえ気づけなかった。

もうめよう・・・

気楽なツイートもしてみた。
中学受験以外のことで。

ほとんど反応がなかった。

僕に求められているのは
中学受験の知識なのだと痛感した。

いつかネタ切れになるのは明白だった。

そして
僕の古い知識は役に立たない・・・

だから
もう辞めよう!そう決めたのだ。

お別れの挨拶をしようとも
思ったけれど

ここに書いた理由を
140字以内でまとめるのは
僕には出来なかった。

だから
ひっそりとアカウントを消した・・・

作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R

ススメ記事

塾講師になって知った母の葛藤…

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: なんであんなに.png

「勉強しなさい!」と母が鬼の形相で言う。(お母さん、僕がいつ「中学受験したい!」って言ったの?)そう心の中で叫ぶ。勉強を全くしなかった。でも志望校に合格したいという気持ちだけは強くなっていく。当たり前のように落ちた。そして母を恨んだ。数十年後、皮肉にも僕は塾講師になってしまった。

!中学受験記事

【中受失敗】公立中に進学した僕の『消せぬ記憶』

【公立中に進学は不幸?】必ずしも、そうとは言えないでしょう。中学受験に失敗し、公立中に進学した僕の経験をお話しします。

この記事を読む
【国語】記述力UP『奇跡の方法』ベテラン塾講師が伝授

【記述が全く書けない生徒のために】『文を書くことが習慣化できる』お手軽な方法を紹介します。そんなに難しい方法ではありませんよ

この記事を読む
中学受験全滅・・・でも起こった奇跡!その『感動の物語』

【塾講師生活で一番驚いたエピソード!】一度は「受験をやめようか・・・」と思う瞬間もあるはず!でも、親子で苦難を乗り越えて先に『素晴らしい景色』が見えることがあるのです。ある生徒とのエビソードを通して子どもが成長した姿をみなさんにお届けします。

この記事を読む
【国語】『文章に線を引くコツ』元大手塾講師が徹底解説!

文章に線を引きながら読みましょう。そう言われてもどこに引いていいか分かりませんよね。 長年、大手進学塾で中学受験を指導してきた経験を紹介します!

この記事を読む
【そして退塾へ】塾講師だった僕が保護者を『マジギレ』させた話

【固定電話恐怖症】業務中にかかってくる電話。日本語のはずなのに・・・何を言っているのか?サッパリ分からない。そんな経験ありませんか?電話に出なかったら「出ろ!」と怒られ、電話に出たら「何言っている?」と怒られる、そんな理不尽な体験を綴りました。

この記事を読む
【禁断の愛】塾講師と生徒、塾講師と保護者。そのリアル!!

【イケない恋ゆえに燃え上がる】その禁断の恋に溺れてしまう。先生と生徒の恋。ある塾講師は仕事を失った・・・僕が見たもの、聞いたものを書きました。

この記事を読む
わが子に『中学受験』させるのは親のエゴですか?

無理やり中学受験をさせられた僕。母を恨みました。皮肉なことに塾講師になって『お母さんたち』の苦悩を知ることになった僕の経験。

この記事を読む
【お悩み1位】塾の宿題!講師たちが実践している『魔法の解決法』

中学受験は『親子の共同作業』。宿題という大きな壁を親子で乗り越えるコツを伝授します!

この記事を読む