
視力が急に悪くなったのは小6の頃。
受験生だったけどガリ勉ではない。
やはりゲームが原因なのか
それとも母からの遺伝なのか・・・
「メガネをかければいいじゃない」
と母は言う。
「そういう問題ではない・・・」
と父。
視力が良いことが必須である
仕事に就いていたからかな???
視力回復のために数週間通院した。
僕もそれを望んだ。
さらに恰好悪くなることを怖れた。
イケメンではない自覚はあったからだ。
もちろん効果なし・・・
母とメガネを買いに行く。
どのメガネをかけても似合わない。
母に決めてもらった気がする。
眼鏡デビュー
学校に『新しい顔』で登校した。

「あれ、メガネにしたの?」
プラスでもマイナスでもない
評価がちらほらあっただけ・・・
その程度の関心しか持たれていないのだ。

洋服も・・・

高校時代。
制服のない学校だった。
母が選んでいたものを着ていた。
「今日どうしたの?」
僕のファッションを見た友人が言う。
近くの女子が笑いをこらえている・・・
一人で服を買いにいけなかった理由。
オシャレするのは恰好悪い
というヘンなプライド。
話しかけてくる
店員への防御法を習得できていなかった。
今でも解消できたとは言えない。
彼らと会話すると汗が噴き出ることがある。
髪型のオーダー

確か小学低学年まで
近くの理容室にいっていた気がする。
何も言わなくても勝手にやってくれる。
終わった後にお菓子をくれた。
肩を揉んでもらったことがある。
(子ども料金だとないサービス)
子どもながらに
めちゃくちゃ気持ち良かった記憶がある。
そのお店は遠くに移転。
母に髪を切ってもらうようになる。
500円もらえるのが嬉しかった。
それが高校卒業まで続いた理由。
髪型の希望をお店の人に
どう伝えればいいのか分からなかったから。
中学時代
センター分けの髪型が流行っていた。
ムースなどを使って友人たちはキメていた。
僕も挑戦したが上手くいなかった。
母の観察

座っている母。その前に立つ僕。
ある夏の日。
母が僕のワキを見て言う。
「あなたは横綱級だったわよ!」
毛深いのが僕が悩みだった。
ワキは見えないからいい。
問題は足だ。
スネ毛も気になる。でも、それ以上に

中学校の体育祭。
僕はリレーの選手だった。
スタート地点につく僕。
自分の後ろ姿が
気になってしようがない。
なぜ???
ももの裏が・・・
(なんで僕だけ
びっしり生えているんだろう?)
お風呂場でオヤジの
カミソリで剃ったこともあった。
でも

湯船に細かな毛がたくさん浮いていた!
(証拠を隠滅しなければ!)
それを掬う処理が本当に大変だった。
だから剃るのを諦めた・・・
コンプレックス
その名の通り複雑なんだ・・・
確かに外見にコンプレックスはある。
でも
絶望ばかりしているわけではない。
自信を持つ瞬間もあったのだ。
いつか
僕のことを『下の名前』で
呼んでくれる彼女ができるはず。
そして
彼女は僕にメロメロになるんだ。

好きなあの子が
僕以外の男性と歩いているのを
目にしても
そう自分を奮い立たせるのだった・・・
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
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