【一人暮らし】味わった様々な『違和感』を激白します！

一人暮らしをするために
僕は初めて引っ越しをした！

　　　

こんなにゴワゴワしてたっけ？

初めて
自分で自分用の
トイレットペーパーを買った。

一番安いのを選択。

なんか違う・・・　

多分
理解してもらえない感覚があった。

お風呂に入るのに

えぃ　やー

という気合いが必要だった。

築浅物件でピカピカのお風呂。

でも
数年間見ず知らずの誰かが
毎日入っていたであろうお風呂。

僕は
潔癖症ではないけど・・・

なんか
その人のエキスが
しみ込んでいそうな感じがして

そこに
入るのを躊躇してしまったのだ。

赤の他人の手で握られた
おにぎりが食べられない
　　　・・・そんな感じ。

トイレは何ともなかったのに。

なんか不思議な感覚を味わった。　　

僕にとっては
初めてのお引越しはラクだった。

車で何回かに
分けて私物を運ぶ。

新居と実家を行ったり来たり

僕の自宅はどこなのか？
中途半端な状態が数週間。

これが
実家を離れる悲しみを
和らげた気がする。

そして
荷物を置いていける

その有難さを
次の引っ越しで思い知る！

引っ越しの前日なのに
１Ｋの広さしかないのに

段ボールに詰めても詰めても
荷物がなくならない・・・

あの絶望感・・・

もう味わいたくない・・・　　

それをするべきか迷った・・・

見ず知らずの人に
挨拶されても困るのではないか？


でも
よし、やろう！！！と決意。

５００円の
クオカードを手土産に
隣の部屋のインターホンを押す。


めちゃくちゃ緊張した・・・

何の反応なし・・・

単なる
留守だったかもしれないけど

心が折れた・・・


結局
クオカードは自分で使った。

７年くらい？
その部屋に住んでいたけど。

隣の住人の顔を
一度も見たことがなかった・・・　　

ずっと
布団で寝ていた。

だから
自分の部屋にベッドがある。

そして
そこに彼女が寝ている・・・

そんな日を夢見ていた。


だから
変に拘ってしまった。

有名寝具メーカーの
工場で行われたバーゲンに行った。

低反発マットレス８万円
ヘッドフレーム　８万円


かなりの出費。


まだ見ぬ彼女のためだ

と自分を納得させ
１６万円を支払った！(笑)　
　　

第五四段

作：帰ってきた兼好法師　
Twitter：＠Kenkohoshi_R