小6の僕は
激しくフリーズしていた・・・

きた心地がしない・・・

そんな感覚を初めて味わった。


宿題を忘れた生徒d。

塾講師Pは
彼に対してこう怒鳴った!!!


「今からお前の家に電話するから
 『帰らせる』って言ってくるから!」


そう言うと
彼は講師室に向かった・・・

先生がいなくなったのに
教室は水を打ったように静かだった。


しかし
僕の心は激しく波打っていた。

次は僕だ・・・・

そう僕も

宿題をやっていなかった・・・

この先生なら大丈夫だろう。

算数は
絶対にやらなくてはいなけないけど・・・


この判断が
甘かったことを思い知らされる。

この時間が長かった。

色んなことを想像した。


先生から怒鳴られる自分

家に帰って母から叱られる自分

本当にdは家に帰された・・・

そして僕は処刑台に・・・

「〇〇、お前も忘れたのか・・・」

P先生は低い声で僕に言ったのだ。

「じゃあdと同じだな」

     

そんな言葉が投げつけられる!

そう覚悟した。



なぜか
彼はしばし沈黙した・・・


そして
その塾講師は僕にこう言った。

   


えっ・・・なぜ?


彼は
続けてこう言った。


「ヤツは2回目だけど
 お前は初めてだからな・・・」


よく分からないけど助かった・・・ 

なぜ
逃してくれたのか?

当時は分からなかった。

でも
塾講師になって合点がいった。

P先生には
叱るエネルギーが
もう残っていなかったのだ。


塾講師になった僕は
なるべく生徒を叱りたくなかった。

そうしなくていい
理由を必死で探した!

だって

ると後味が悪いんだよ

その直後って
気まずい感じになる。


その生徒が
こんな感じに見える時がある。

そして
色んなことを想像してしまうんだ・・・


例えば

保護者に
へんな風にチクられないかな

怒られたから
もう塾に行きたくない
って
生徒が言わないかな?

本社にクレームが行かないかな?


だから
なるべく叱りたくないんだ。

僕は情けない先生だったから。   

叱るって
エネルギーを使う!

本当に
その人のことを想わないとできない。


覚悟がないとできない。

がないとできない。


もちろん
そうでない場合もあるよ。

見境なく激高してしまうことが!

一瞬で沸点に達してしまうことがね。

それは
その日の気分によったり

生徒の発言によったり

色んな原因がある。

これは絶対にダメなことです!

でも
先生だって人間なんです!


ごめんなさい・・・

自分の未熟さを
一般化してはいけませんね。


そうじゃない先生が
たくさんいるでしょう。 

dを家に帰した
そのP先生の境は?

絶対
内心はビビリながら
dの家に電話したと思う。

保護者から
逆ギレされてもおかしくない。

だって
お金もらっているのに途中で帰すのだから。

そんなギャンブルを二度する
エネルギーはもう彼の中にはなかったのだ。

だから
彼は僕を家に帰さなかった・・・  

なんでdを
に帰したのだろうか?

これは推測でしかない。

dは見せしめにされたのだ!

宿題をやらない

こういう目に会うんだぞ。

という生徒への怖いメッセージ・・・

でも
それは一人で十分効果があったし

彼に二人目を叱る気力もなかった・・・


だから

僕は見逃された・・・

しかし
僕にもが下る時はやってきた!

この続きは「次の記事」で!

第四一段

作:帰ってきた兼好法師 
Twitter:@Kenkohoshi_R

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僕に下った天罰とは?

小六の夏。夏期講習中のある日の出来事。自習室にいた。夏休み中、毎日のように残されていた。監視する先生がいないどうするのか?隣の人とおしゃべりをするに決まっている!でも、その日は運が悪かったのだ・・・

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