
スポーツが苦手でした。
運動神経はどうにもできない!
そう諦めていた僕に起こった奇跡。
でも残酷な結果が待っていたのです。
放課後練習
市内全ての小6生が
集まって競う陸上大会があったのです。
全員が出場できるわけではありません。
選抜された人のみ。
それ以外の人は観戦するだけなのです。
出場希望者は
放課後練習に参加しなければ
なりませんでした。
が・・・
家に帰ると勉強が待っている。
だから参加したのです(笑)。
一番楽そうなソフトボール投げに!

担任の先生が
コーチだったのも影響していたのかな?
意外なことが・・・
(今さら
筋トレやって意味あるのかな?)
登り棒で上を目指しながら思ったのです。

(だって1か月後でしょ・・・)
でも
不思議なことに
僕の記録は伸び続けました。
ついに
3名の代表枠の
最後の1人を争うまでになりました。
ライバルは同じクラスのd君。
スポーツ万能タイプ。
なんと!!!
最終選考でd君と記録が並んだのです。
先生の決断は?
「あなたに決めたから。
頑張りなさいよ!!!」
その後
先生がd君に
話しかけているのを見ました。
彼は一瞬
ふてくされた表情を見せましたが
何度か小さく頷いていたのです。
(先生は何て言っていたのかな?)
でも、とにかく嬉しかったですね。
初めてスポーツで選手になれたのです。
こんな白昼夢を見ました。

満員の観客の中で
僕がサークルの中に立っている。
なんか
オリンピックに出場する選手みたい。
(これでモテるかもしれない!!!)
そんな淡い期待を持ったのでした。
壮行会での失態・・・
朝礼。
確か火曜日は
全校生徒が体育会に集まって
行われていたような記憶があります。
普段は「校長先生の話が長いなあ~」
そんなイベントでしたが
この日は違いました。
市内陸上大会の
壮行会が行われたのです。
出場する選手がステージに上がりました。
もちろん僕もです。
めちゃくちゃ誇らしかったですね。
でも
一人の先生が猛烈な
勢いで僕に近づいてきたのです。
えっ!!! 何????
赤白帽を剝ぎ取られました。
僕だけ被っていました(笑)。
現実は厳しい・・・
ソフトボール投げを
見にくる人は少なかったですね(笑)。
十数人の保護者しかいなかったと
思います。母を含め・・・
それでも緊張しました。
練習開始!!!
でも
いつもより全然遠くに飛ばないのです。
嫌な予感がしました。
もちろん見事に的中。
記録が
いつもより10メートルも短かったのです。
結果、男女を通じてビリ・・・
数日後
大会の様子を撮った
写真が教室に掲示されました。
僕が真上を向き
垂直方向に投げようとしている
姿がバッチリ写っていました(笑)。
「あれ~~~
どこに向かって投げているの?」
そんな先生のコメントが添えられて。
やっぱり僕は
スポーツ駄目男だった・・・
市内サッカー大会。

当然
僕が選ばれるわけもなく
ただボケーっと観戦していました。
その視線の先には
大活躍しているd君の姿があったのです。
作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R
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