物の価値は相対的であり

永遠に価値を
持ち続けるものはないと思う。

この世は無常なのです。

相対性理論で有名な
アインシュタイン博士は
こんな事を言ったとされる。

熱いストーブの上に
1分間手を置いてみて下さい。

まるで1時間位に感じられる

では美しい女性と一緒に
1時間座っていたらどうだろう。

まるで1分間位にしか感じられない。

それが『相対性』です

相対性理論は
全く理解できないけど
この説明はスッと頭に入ってきた。

スクの価値

半年前。

僕は50枚入りマスクを
確か500円程度で買った。

掃除する際に必要かな・・・

僕にとってのマスクは
その程度の価値しかなかった。

でも現在、その1枚を
何度も洗い繰り返し使っている。

こんな日が来るなんて・・・

由民権運動

活躍したのは板垣退助先生。

誰もが教科書で習っているはず。

日本国民が初めて
選挙権を得たのは1889年。

でも
その時、選挙権を与えられたのは
全人口のわずか1.1%に過ぎなかった。

女性の参政権が認められたのが1945年。

選挙権があることは
もはや当たり前になっているけど

日本で収入・性別の区別なく
選挙権が与えられるようになってから

まだ100年も経っていない。

選挙権がない時代の方が圧倒的に長い。


長い年月をかけて獲得した権利。

にもかかわらず
なんという投票率の低さよ・・・

945年8月15日

広島、長崎に原爆が落ち

    ・・・戦争が終わった。

それから
まだ100年も経っていない。

多くの人が塗炭の苦しみを味わった。

日常が死と隣り合わせ。

そんな生活、想像できない・・・

それに比べると
いかに今の自分が恵まれているか。

今の僕の悩みなんて・・・

戦時中の人々にしてみれば
取るに足らないものであるのは
間違いない。

度経済成長

なぜ
日本は高度経済成長できたのか?

やはり戦争が影響していると思う。

戦争中の苦しみに比べれば
仕事の辛さなんて大したことはない。

だから恐ろしい程パワーを出せた。

争を知らない世代

ヒトは自分の経験が基準になる。

もちろん
伝聞により体験を共有できるが

直接経験とは全くの別物だと思う。

世代間ギャップが
生まれてしまうのは当然の成り行き。

昔の世代の人にとっては
大したことがないことでも

今の世代には
大変な苦痛を伴うものと評価される。

ゆえに早期離職者が多くなってしまう。

日本式の
会社システムは過渡期なのだろう。

だから様々な摩擦が生じている。

せって何だろう?

自分は平凡な人間なんだ。

そう受け入れるのに
時間が大分かかってしまった。

いや
自分には何か才能があるはずだ!

もしかして
僕は平凡以下の人間なのかも・・・

そんな葛藤が今でもある。

でも
生きているだけで幸せなんだよね。

幸せって
気が付かないけど
色んな場所に転がっている。

言い古されたことだけど。


コロナ騒動で改めて実感した。

今まで普通できていたことは
実は当たり前のことではなかったんだ。


マスクをせずに堂々と外を歩く。

こんなことさえ
幸せなことだったなんて・・・

全く気がつかなかった。

お金持ちはせ?

これだって分からない。

僕はまだなったことがないから。(笑)

世の中を見ると
どんなにお金を持っても
欲がなくならないのだなあと思う。


僕のことを羨ましく
思っている人がいるかもしれない。

だって
働いておらず毎日が休日だから・・・

いや社会のクズと評価する人もいるはず。


それだけではない。

数十年後を想像する・・・

多分
お爺さんになった僕は
今の僕を羨ましいと思っているはず。

伊能忠敬先生は
50歳から地図の勉強を始めた。


僕だってまだまだ頑張れるばず!


幸せは相対的なもの。

幸せは簡単に
自分で見つけることができる。

だから僕はこの今
前向きに生きられると思うのです。

第九二段

作:帰ってきた兼好法師 
Twitter:@Kenkohoshi_R

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日常は日常ではない?

コロナ禍。日常が様変わりした。マスク1枚の価値が急上昇!見慣れない風景も時間が経つにつれ見慣れてくる。でも、どこか必ず差異はある。やはり世は無常なのです。高校生時代の無常体験を綴りました。