僕は面談室の中で
教室長であった上司Sと戦った!
 


「有給って、取っていいんですよね?」

「もちろん」

「じゃあ
 なんで教室長は
 僕が『この日に有給をとりたい』
 と申し出た時
 微妙な間があるんですか?

「それはだね・・・
 え~~っと・・・
 その日何があったかなって?
 考えているんだよ」


「なんか有給って
 とっちゃいけないものなのかな
 って感じてしまうんですよね」

「とっていいんだよ」

「即OKしてくれれば『有給とりたい』って
 言いやすいのに・・・
 なんで、しばし沈黙するのですか?」

「それに
 社員が『有給とりたい』と申し出たら
 とらせなくはいけないんですよね?」

「そんなことはないよ」



一見すると
主張が噛み合っていない
僕と上司Sの会話。

実は
どっちも間違いだとは言えない。


僕の主張も合っているし
上司Sの主張も合っているのだ。


社員から
年次有給休暇の申請があったら
原則認めなくてはいけない!
(どんな理由であっても)


ただし
繫忙期などの場合は
会社はその時季を変更することができる。


なので
上司がその日は無理と言った場合

どうして無理のなのか?
じゃあ、いつだったらいいのか?


しっかり確認しよう。

給って
なんか取りづらいよね?

まず
取得するための
環境整備を当該社員がすることが多い。
(あくまで僕の経験では)

例えば
・授業がない日を選ぶ。
・授業がある日だったら
 代講してくれる先生を探す。

本来であれば
その環境整備も
会社がやるべきことなのに・・・ 

2019年度から
有給義務化がスタートしたから
少し状況が変わるのかな?

5日間とらせなくては
いけないんだけど

会社がその5日間の時季を
指定するんじゃないかな・・・


アルバイトだって
有給とれるんだよ!!!  

バイトが年次有給暇を
とれる条件とは?

・雇われた日から半年経った
・所定労働日の8割以上出勤している

例えば
6か間で50日間シフトに入っていたら
40日以上出勤すればいい。

これで取得条件をクリアです!

取得できる日数は
自分で調べて下さいね。

もちろん
僕の情報が正しいかどうかもね。


有給義務化の対象になるには
それよりもハードルが上がる。

だから
自分から有給下さいと言うことが大事!


自己主張する学生バイトが
増えた!!!

でも
その主張は短い人生経験によって
培われた自分の価値観に基づくものが多い。


だから

(はあ???
 なんで・・・そうなるの?)



と飽きれてしまう。

もちろん
アツイ主張に
心打たれる時もありますよ。


でもフシギなことに
法律に基づかないんですよ!
彼らの主張は・・・


だって

「有給を下さい!」

という学生バイトを見たことがない。

彼らの殆どが
その取得条件を満たしているのに。
MOTTAINAI!



年次有給休暇、略して有給!

アルバイトの有給のすごさは

んでも
バイト代がもらえること!

正社員だと有給で休んでも
月収が減らされないという
イメージが強いよね。


アルバイトだと
月々の基本給がないから

有給とっても意味がないような
気がしているのかな?


意味ありますよ!めちゃくちゃ。

休んでも
その日の分の給与が
ちゃんともらえるんですよ。

有給取得の申請をして
それが認められればね!



こんなおいしい制度を
なぜ使わないのでしょうか?


それは

法律を知らないから!


まあ普通そうですよね。

でも

日本は法治国家ですよ!

独裁国家と
よく対比されますが

法治国家だって
意外と厳しいんですよ!


だって
法律を知らなくても
それに縛れているんですもん。


法律を知らなったという
言い訳が通用しますか?

しませんよね・・・・  

法治国家は放置国家?

「権利の上に眠る者を法は保護せず」

という格言があります。

権利侵害されても
あなたがそれを訴えなければ

法治国家はその状態を
放置したままにするでしょう。

法治国家は決して甘くないのです!


権利がある。
だから安心ではないです。


それを主張しなければ意味がない! 

年次有給休暇だって同じです。



会社が不利益を被ることを
社員に教えてくれると思いますか?

教えるわけないじゃないですか!


だから

「バイトのみなさんも
 年次有給休暇がとれるんですよ」


と言うわけがないんです。

教室長であった
僕でさえも言えなかった・・・

だって困るもん。

授業に穴をあけられたら
代講を探すのが大変なんだもん。   


しっかり目を通そう!

会社は就業規則を作っている。

それは
所轄の労働基準監督署の署長に
提出しなければならないもの。

なので
当然、労働法を遵守する内容に
なっている。

でも
社員はそれに関心を持たない。

いや
持たせないようにしているのかな?

なぜなら
その就業規則を
社員に配布すればいいのに
それをしないからね。

各事業所に1冊置いてあるだけ
というケースが多いだろう。

社員に見られてはいけない内容が
書いてあるのかな・・・(笑)


まあ
めちゃくちゃ分厚いからね。

全社員に配布したら
コストがかかるという理由も
あるかもしれない。



フシギなことに
会社は就業規則を使って
社員を制御しようとしない。  

社が社員を
コントロールする方法


それが

空 気

それは社風とも言える。

例えば
終業時間が過ぎているのに
みんなが帰らない・・・

なぜか始業30分前に
みんなが出社している・・・

みんながとらないから
自分も休憩することができない。



日本の会社は

社員は
労働法の知識ゼロに等しい

と思って社風を構築する!

要は
社員は会社にナメられているのです。


学校で教わりますか?労働法を。

せいぜい1日8時間労働くらい。

大学の法学部に入ったとしても
労働法は必修科目ではない。  

社と学校教育は
上手に連携がとれている!


これは穿った見方でしょうか。(笑)


よく考えて下さい。

スポーツをやる時は
ルールを勉強しますよね?

ルールがあるから
安全にそのスポーツを
楽しむことができるのです。

しかも
審判がルール違反がないか
監視してくれる。



会社内での労働はどうですか?

労働法というルールがあるのです。

でも殆どの人がそれを知らない。

となれば

会社がそれを利用して
ラフプレーをしてくるに
決まっているじゃないですか!



審判はいますか?

もちろん、いますよ。

労働基準監督署の人達がね。

でも
僕らが戦っている
ピッチには彼らはいないんですよ。


自分の身を守るためにも


ばなくてはいけないのです!

それを怠るなら

会社から
どんな理不尽なことをされても
仕方がないのですよ。

もちろん
一から労働法を学べ!と
言っているのではありません。

(あれ?おかしいなあ)

(こんなことが許されるの?)

と疑問を感じた時
それが適法なのか自分で調べること
大切なのです。

そして
会社に主張するのです!

感情論ではなく法律論で!!


だから
僕の愛読書は

僕のお気に入りのスポットは


であると
僕は会社に教えたのです。(笑)

すると
会社は態度をコロっと変えましたよ!

フェアプレーをしてくれるように
なりましたよ。(笑)



ただ問題なのは

殆どの人が労働法を知らない

ということです。


あなたの上司も
知らない可能性が高い!


例えば
取得条件を満たした
アルバイトが有給の取得を
申請したとする。

でも
こんなケースが起こることが
考えられます!


な~~~~に


やっちまったな~~~


男は黙って

労働基準監督署!


アルバイトが
有給をとれるシステムがない


それ思いっきり違法ですから!!!


まず
何店舗もあるような会社ならば

「本社に確認して下さい!」

と言おう。


支店長だと知らない可能性が高い。

申請方法も煩雑だと思う。


普通
支店の正社員
有給取得の申請をした場合
実質的な決済は支店長ができる。

でも
アルバイト
有給取得の申請をした場合
実質的な決済が本社レベルになるのだ。
(僕のいた会社ではそうだった) 

日本の
ラリーマンがことは?

それは

上の決済をあおぐこと!


これは僕だけかな・・・(笑)

だから
日本の会社の
意思決定のスピードが遅いのかな?


それゆえ
仮に君の上司が
アルバイトでも有給取得できる
知っていたとしても

バイト諸君に教えることはないのだ。


上司が本社に問い合わせれば
君の有給取得は認められると思う。


それでも
断固拒否されたら
労働基準監督署に相談に行こう!
無料だし。
  


有給取得の日数が多いからと言って
その社員が不利益を被ることはない。

それをやったら即アウトだからね!


でもね
上司の心証を悪くする可能性はある。

それで評価が下げられてしまうかも。

そんなことできるの?

できませんよ。違法です。


ただ
あなたの評価が
下がった本当の理由が

有給取得の日数の多さだったとしても
それを隠すのは簡単なんだよね・・・

他の理由にすればいいんだから。

なんとでもできるでしょ。
理由なんて・・・

これが現実なのかも。

だから
僕のような態度をとるのなら
出世はできないかもしれないね。

会社にとって
都合の悪い社員なんだからね・・・

まあ
会社生活が快適にはなるけどね。

どちらをとるか
難しい問題ですね・・・


僕が上司Sに
盾突いても大丈夫なのは

僕が要注意人物であると
会社から認定されたから。(笑)

めんどくさい社員になったのです!


でも
僕は教室長になった。

フシギなことに・・・

要注意人物である僕を
教室長にしなければならない
事件が起こったのだ!

まあ、それはさておき。

上司Sの外な姿を見た!

ある地域の支店長が
集まる会議に僕は参加していた。

そこには上司Sもいた。

各支店からの報告で彼は言った。

「うちの支店は集客目標を
 達成したので部下に有給を取らせました」


すると
それを聞いた会社幹部はこう言った!

確かに
会社幹部の言い分も分かる。
多少はね・・・

簡単に休まれたら困るよね。

そして
意外なことかもしれないけど

日本は諸外国と比べて
祝祭日が群を抜いて多いのだ。

それも
会社幹部の発言に
つながったのかもしれない。


でも僕は驚いた・・・
かつての上司の発言に!

(やっぱり あなたは
 部下を思いやる優しい上司なんだ!)


罵倒されながらも
俯き必死で耐える上司S。

周りから見れば
情けない姿に映ったかもしれない。

でも
僕にはめちゃくちゃ
彼がカッコ良く見えた・・・

作:帰ってきた兼好法師
Twitter:@Kenkohoshi_R